韓国語の学習中で初級レベルから中級レベルを達成しようと独学で目指している方へ
・簡単な韓国語であれば聞き取れるようになったけど複雑な文章になると分からない文法がある
・自分で話そうとすると簡単な文章ですらすぐには出てこない
・もっと語彙力を増やしたい
「以上の悩みを解決するために参考書を購入しようと思っているけど、適切な参考書はどれなのか?」
と思っていませんか?
実は独学で韓国語を学習している方で、初級レベルを抜け出すのが難しいという方は少なくないんです。
なぜなら初級レベル達成から中級レベルに上がるために今までの基礎学習に追加するべき学習があるからです。
その為に使うと良い参考書がいくつかあります。
初級レベル達成までは基礎を身につける事に徹底しました。初級レベル達成後は基礎学習からより自然な韓国語を話すための学習に必要なテキストに取り組みます。
この記事では、初級レベルから中級レベル達成までに必要な参考書をまとめてレビューします。
この記事を読むと、基礎学習を終えてより自然な韓国語を話すための学習をスムーズにし、中級レベル達成までに使用するべき参考書が分かります。
同系統の参考書を何冊も購入してしまうような失敗をせずに目的に合わせた参考書を見つけることができます。
【おすすめ】初級レベルから中級レベル達成までに必要な韓国語学習の参考書
初級レベル達成までは基礎を身につける学習でした。
中級レベルを達成するためには、
・基礎で学んだことを使えるようになること
・より自然な韓国語を話すための応用力と語彙力の強化
以上を意識するのがポイントです。
同じ種類の参考書を何冊も買って無駄にしないように、レベルと目的に合わせてどの参考書が必要か分かるようにまとめています。
初級レベル→中級レベルTOPIK3級〜4級程度
①文法※リスニングでも使用
・改訂版 できる韓国語 中級I
・改訂版 できる韓国語 中級II
【使用した感想・使う際のポイント】
韓国語の教科書のような参考書です。
2冊に分かれている点が金額面で少し高くなってしまいますが、中級のテキストはより自然な韓国語を身につけられる構成になっています。
自分で作文する部分は添削ができない為、必要であればオンラインレッスンや韓国語教室でのレッスンと組み合わせたり添削サービスなどを利用するとより効果的です。
できる韓国語のテキストを使ったオンラインレッスンを受けたいならオススメ!
独学の場合は文型を学習するためと本文を音読トレーニング用に使用します。ライティングやスピーキングは他の参考書で補いながら学習するのが◎
・できる韓国語 初中級 ブリッジ
【使用した感想・使う際のポイント】
できる韓国語シリーズは初級のテキストを終えてすぐ中級のテキストに移行すると急に難しく感じてしまいます。
そのため、利用するのがこちらのテキストです。
初級の復習と少し難易度が上がった内容も含まれており中級のテキストに入る前にこちらを繰り返し学習することをおすすめします。
・できる韓国語 初級 文型トレーニング
【使用した感想・使う際のポイント】
初級を終えたばかりの方に初級の内容を復習として使用することをおすすめします。
初級を終えた段階で各自躓きやすい文型や活用が出てきますが、自分の苦手な文型・活用の洗い出しと復習に役立ちます。
初級の学習と一緒に使用しても良いのですが、私は初級の学習後に使用→初中級ブリッジのテキストへという使い方が良かったです。
・できる韓国語 中級I ワークブック [改訂版]
・できる韓国語 中級II ワークブック
【使用した感想・使う際のポイント】
できる韓国語中級テキストの内容をより深く理解し定着させるために使用します。
「テキストで学習→ワークブックで問題を解く」を繰り返すことで韓国語を使えるようにします。
②単語
・新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKII 必修単語集
・韓国語能力試験 TOPIK 3・4級 中級単語1800
【使用した感想・使う際のポイント】
「新・合格できる韓国語能力試験 TOPIKII 必修単語集」は上級レベルの単語も含んでいます。
音声がダウンロードできて発音が分かるのが良いです。
韓国語のすぐ下に日本語訳が書いてあって、赤シートで隠した時にうっすら日本語が目に入ってしまうことがあります。
「韓国語能力試験 TOPIK 3・4級 中級単語1800」は音声がありません。
「韓国語能力試験 TOPIK3・4級 中級単語1800」に音声DL対応版が出ています。(2024/11現在)
※語研のページで音声ダウンロードができます。
ページ構成が見やすく、サクサク暗記するのに適しています。
③スピーキング
・新版 口を鍛える韓国語作文-語尾習得メソッド【初級編】
・新版 口を鍛える韓国語作文-語尾習得メソッド【中級編】
【使用した感想・使う際のポイント】
ごく簡単な文でもすぐ口から出るようになるまではトレーニングが必要です。
瞬間的に作文し口から出すトレーニング用のテキスト。
語尾習得メソッドという点は個人的にはそこまで必要性を感じませんでした。
音声ダウンロードがやりづらいというレビューがあります。
私はオーディオブックアプリを使用して音声を聴いていますので特に問題ありません。
TOPIK2(3〜6級)試験を受ける人におすすめする参考書
TOPIK2の試験は中級(3・4級)から高級(5・6級)までのレベルを測る試験です。
中級レベルの学習を始めたばかりの方がいきなり受けるのは難しい可能性があります。
試験を受けるタイミングは学習状況を考慮して決めて下さい。
・韓国語能力試験TOPIK II 中・上級完全対策
・韓国語能力試験TOPIK II 作文完全対策
【使用した感想・使う際のポイント】
完全対策は日本人向けに分かりやすく作られていて、解説や対策が詳しく書いてあります。
TOPIK IIの問題形式、出題傾向を解説し、それに沿った練習問題で試験に向けて学習できます。
模擬試験は3回分ついています。
作文完全対策は文の組み立てからテクニックを学び、実践へと作文対策の土台となる参考書です。
作文は闇雲にやっても上手く書けるようになりませんので、何から始めれば良いかこちらのテキストで学べます。
韓国語を「理解する」から「使える」にするための参考書を選ぶ
初心者〜初級レベルでは韓国語の基礎を理解し、「ハングルが正しく読める」「簡単な韓国語を正しく聞き取れて意味が分かる」ということを目指しました。
参考書選びもインプットを中心としたテキストを選び、基礎をしっかり定着させました。
初級〜中級レベルでは基礎で身につけた韓国語を自分で使えるようにするためのトレーニングができるような参考書を選んで学習します。
今回、紹介した参考書を反復学習することで
・初級より聞き取れる言葉が増える
・語彙を増やすことができる
・初級でインプットしたことを会話で使える
以上のことを身につけられるようにしています。
初級編と同様に参考書は一気に購入する必要もないのでまずは教科書的な「できる韓国語シリーズ」から始めて
聞き取れて理解できる文型を増やす→簡単な会話文が口から出るようにトレーニング→語彙を増やす→覚えた単語を会話で使えるようにトレーニング
というようにできることを増やしていきます。
初級レベルから中級レベル達成まで諦めないで
中級レベルに入ると難易度が上がって伸び悩みも経験するかもしれません。
挫折しにくい参考書選びのポイントは欲張らないことです。解説が丁寧で何を身につけるためのテキストなのか明確に分かるものを選びます。
目的にあった参考書を選び一冊を繰り返して完璧に仕上げることを意識して日々の学習をすれば確実に実力は上がります。
分からない部分や苦手な文型などが出てきたら新しい参考書を購入するのではなく初心者〜初級レベルの参考書に戻って復習します。